家庭的な保育を守り続けたい。

上用賀青い空保育園

ゆみこ先生

園長

2011年中途入所

  • #「こうしたい」をカタチに
  • #行事よりも日常を大切にする

子どもも保育士も心地よい園づくり。

私が青い空保育園と出会ったのは、20年前のことです。最初はパートとして4年間働きましたが、家庭の事情で一度退職しました。数年後、正規職員として復帰しましたが、再び家庭の事情で退職しました。しかし、上用賀青い空保育園の立ち上げに際して「力を貸してほしい」と声をかけていただいたのです。家庭的で温かい雰囲気が好きだったことや、在職時の恩返しをしたい気持ちから、2回目の復帰を決意しました。
園の立ち上げ時には、建物の設計や役所への提出書類の作成などにも関わることとなり、初めての経験に苦労しましたが、理事長と共に一歩ずつ進めてきました。設計や空間づくりには職員の意見を取り入れ、安全第一で木のぬくもりが感じられる温かい空間を実現しました。特に広い休憩室は、職員の働きやすさを最優先に考えたこだわりの場所です。こうして、青い空保育園の集大成と言える場所が完成しました。

基本のあいさつこそが、連携の秘訣。

上用賀青い空保育園は、職員同士の連携や協力体制が非常に良く取れています。そのきっかけとなっているのが挨拶です。朝と帰りには保育士や調理の先生、園長も全員がクラスを回り、挨拶を交わすことで日々のコミュニケーションを深めています。全員と必ず1回は会話が生まれるので、あいさつのついでに「そういえば…」と相談する機会にもなり、職員同士の連携をスムーズに行える環境が整っています。
こうした職員間の連携や保育への高い意欲は、子どもたちにも良い影響を与えています。家庭的な保育について「方針が抽象的」と言われることもありますが、決まった形がないからこそ、それぞれが子ども主体のアイデアを考え、全員で協力して形にすることで、自由度の高い温かみのある保育が実現できるのです。
気持ちを汲み取り、お互いを思いやり、園全体が一つの家族のような温かさを感じられる場所にすることが、私の役目だと考えています。

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